2018/02/03

日本経済のこれからと楽器店のこと


※僕は経済の専門家ではないので、批判や反対意見はお断りします。また、僕が言うことが正しいとも限らないので、そこも差し引いて読んで下さい。

※今回は音楽家としての日記ではないので、音楽以外の記事を読みたくな方は読まないで下さい。

2週間の台湾での休暇から帰国しました。日本の円安のせいもありますが、台湾の物価は少しずつ上がっており、以前ほど安いとは感じなくなりました。初めての年は日本の物価の1/3くらいに感じましたが、今は大差ないと思います。
毎年何度もアジアの国々に通っていますが、タイ、マレーシア、中国でも同じように感じています。

経済が順調であれば賃金も物価も少しずつ上がるのが普通なのに、日本だけ賃金が下がり続け、デフレのために人件費を中心にサービスや物価が安くなっています。一方で税金と社会保障費は上がり続け、長時間労働をしても給料が安く、貯金も自立も結婚もできない若い人が多いようです。今後は格差は更に広がりあらゆる世代で貧困は悪化するでしょう。

アジア各国と日本との経済的な差はどんどん縮まっているばかりか、中国語沿岸部の大都市の経済力はすでに日本を超えたと感じます。

日本は90年代のような金持ちの国とも憧れの先進国とも思われておらず、近場で安く遊びに行く国、安く買い物できる国という印象のようです。

近年の日本の政治経済的な状況を鑑みるに、この国の将来で楽観できる要素は見当たりません。2020年の東京オリンピックまではこのだらだらとした見せかけの株高と好景気が続き、それからは急坂を転げるように景気が悪化すると僕は見ています。年金や保険の受給条件の悪化は既定路線でしょう。

起こりうるリスクとして、税と社会保障費の負担増、国の債務超過による国債のランク引き下げ、それによる円の暴落を予想しています。円がさらに安くなれば資源の輸入価格の高騰からインフレが起こるかもしれません。そのため、2020年以降は資本を円で保有することのリスクが大きくなるでしょう。

楽器店経営者としては、デフレが続く限りはホイッスルなど低価格帯の楽器は売れるでしょうが、中間層の購買力の低下と円安による値上がりで楽器は贅沢品として若年層には手の届きにくいものになるでしょう。

楽器店経営者として2020年以降の経済的なリスクから身を守るためには、⑴海外との取引を拡大して支払いを外貨で受けて複数の外貨の保有を増やして行くこと、⑵多額の円現金を保有せずに価値のある楽器を中心に在庫高を増やすこと、⑶品質の良い日本の商品を開発し輸出を増やすことだと考えています。

個人的には、これからは円預金や社会保障に関して国を頼って生きてゆくのは難しいと考えており、海外での演奏やレッスンの仕事の機会を増やす、在庫を持たない著作権やストックビジネスの収入を増やす、住宅や商工ローンを組まない(家は現金払いで買いました)、健康増進のための投資をする、業務レベルで少なくとも3つの外国語を習得する、金融資産の知識を身につけて資産の分散投資をすることを心がけていきます。

僕の関係者には音楽家の方が多いので、若い人にアドバイスができるとすれば、健康に留意すること、演奏やレッスン以外の複数の収入口を作ることです。

日本に何があっても大切な人を助けられるような人でありたいと思います。