2018/05/03

アイリッシュ・セッション曲集出版の予告

長らくお待たせしている日本のためのアイリッシュ・セッション曲集ですが、ただいま、鋭意製作中で、ようやく目処がたってきました。今は校正と表紙デザイン、音源のミックスをしています。

解説が充実しているのはもちろんですが、音源もこの手の本によくある楽器ソロで1回まわし演奏した退屈なデモ演奏ではなく、 プロミュージシャンによる本気の演奏なので、とっても聴き応えがあります!

音源の販売方式は、CD4枚分くらいの量になってしまいますので、CDを換えるのが面倒でしょうから、音源ダウンロード販売にする予定です。

128頁、うち音楽についての解説30頁、価格は本が2000円+税、別売ダウンロード音源が56トラック(予定)で2000円、セット価格で3500円+税の予定です。

発売は、私のがんばりにもよるのですが、6月上旬にできれば…という感じです。発売決定しましたら、笛屋さんや各種SNSで告知します。

本の内容と音源の一部を公開します。お楽しみ下さい!





The Eagle's whistle(March)

Hunting the squirrel(English tune)

Off to California,The boys of blue hill(Hornpipe)

Sally Gardens, The hunter's purse(Reel)

Sonny Brogan's, Vincent Campbell's(Mazurka)

演奏は私、namiさん、大森ヒデノリさん、熊本明夫君、野口明生君、アニ君、吉田文夫さん、ケンケンです。


2018/04/07

100%で

店が開いてから、仕事、仕事の日々である。

商品の選定、楽器工房とのやりとり、送金、通関の手配、原価計算、販売記録、商品紹介、お客様の問い合わせへの対応など、毎日やることが山ほどある。

ひとつひとつの商品にラベルを貼っていると、なんで音楽家の自分がこんなことに時間を使っているんだろう? 練習がしたい…と思うことも正直ある。

3月以降笛を吹く時間が確実に減った。毎月、数百万円単位でお金が動いて行くのが当たり前になった。貯金がなくなる悪夢を見たこともある。事業をするというのはなかなかタフだ。

僕にとって演奏もレッスンも本を書くことも曲を書くことも、そして楽器を販売することも等しく大切な仕事だが、最近は時間と頭の中を経営が占める割合が大きくなり、バランスを取りにくくなった。これは音楽家としてヤバイ、と危機感を持っている。

楽器店は長年の夢ではあったが、いざ現実になると、延々と瑣事が積み重なり、コストとの闘いを続けるのである。経営とは長距離飛行のプロペラ機を、燃料と高度の計器を見ながら、風を読んで操縦するイメージがある。下手したら燃料切れ、または墜落である。副操縦士や整備士との連携も大切だ。

将来的には店長に仕入れから販売まで一貫して経営を任せたいが、それは今後の行方次第。今は僕が深く関わって見守らなくてはいけない時期だ。

最近ご縁があって、篠笛奏者の狩野泰一さんとコンサートをさせていただけることになり、リハーサルをご一緒し、コンサートを拝見した。

55歳になる狩野さんはなおもギラギラしていて、演奏で生きている人は真剣味と気迫があり、在り方がカッコ良いなと素直に尊敬した。やっぱり、僕は音楽家であり続けたい。楽器屋のオヤジになりたくはない。ああいう兄貴になりたい。

楽器店は、この音楽を愛する人のために、そして
僕の生き方を体現するために必要だった。今はこのお店を軌道に乗せるためにエネルギーを注ぐ時間なのだ。女性音楽家だって、子供が生まれたら産休を取ったり活動を制限しなくてはいけないことがあるではないか。でも、ここで終わらずにもっと先を見すえていよう。

狩野さんの曲に「どうどうめぐり」というのがある。演奏活動において同じことを繰り返していてまったく進歩が無いように思える時があるが、その積み重ねがあるからこそブレイクスルーが起こるのだ。日々の積み重ねを大切にしたい、そういう思いを込めたそうだ。

自分の店を持つ事を夢見る多くの人にとっては、店長としてお客様に商品への愛を示すことが喜びなのだろう。その喜びを人に任せてしまうのも、もったいないことだ。可能な限り、僕もお店に関わって、今を楽しもうと思う。


しかし、常に音楽家である自覚は忘れないようにしたい。何事も100%で行こう。


2018/03/27

ケルトの笛屋さん実店舗にかける夢

店舗経営について

これまで通販店を6年間経営してきたが、店舗ができたことによって事業家としての道が拓いたと感じている。商品を売るだけであれば通販で十分だが、店舗があることによって人が集う「場」の力が生まれることは、事業に大きな変化をもたらすだろう。

京都の一等地であり、アイリッシュ音楽の拠点であるfieldの上という地の利によって期待できる相互効果は計り知れない。共同でイベントを開催したり、笛屋さん主催のイベント(ワークショップやパーティ)をfieldを借りて開くこともできる。
通販店の営業成績は成長を続けてきたが、店舗によって通販店がさらに飛躍することを期待している。

一方で、店舗経営のプレッシャーは想像していたよりも大きい。通販店では歩合給の人件費は考慮しなくても良いしコストはせいぜい送料や倉庫代だが、店舗では家賃や人件費や交通費がかかる。毎日のコスト以上の利益を出さなければ赤字となり、赤字が重なれば撤退を余儀なくされる。商品をさらに仕入れて回転させ、ストックに余裕を持たなくてはいけないので、在庫高や仕入高も増える。夢を見ると同時に、現実もしっかり見なくてはいけない。

昨日、経営指導ができる税理・会計士と初めての面談をしてきたが、僕の5年間の経営目標を語ると、やや鼻で嗤われてしまった。だけれど僕は大真面目だ。まずは、今年または来年中には法人にして、企業としての基礎づくりをしたい。

音楽家である僕が事業をすることを、食えない音楽家の生活費稼ぎだとか、お小遣い稼ぎだとか思っている人がいるかもしれないけれど、僕はもっと遠くを見ている。

この事業を通じて日本でのヨーロッパ伝統音楽のインフラを作り、伝統音楽を誰の手にも届くように普及させ、日本の音楽家を支援し、海外に広め、文化を育て、このお店をアジアにおけるヨーロッパ伝統音楽発展の拠点にしたい。

これまで僕が手がけてきた演奏、レッスン、音楽の制作、教材の制作、楽器の輸入販売、アジア圏での活動、来日アーティスト公演の企画というすべての活動はこの目標のために、それぞれが補完しあいながら一貫性をもって進められている。

まだ生まれたてのお店で、商品は少なく、店長も頼りなく、体制が整っていないけれど、これまで通販店を育ててきたように一歩一歩、着実に成長をしてゆく。

2018/03/01

ケルトの笛屋さん field店 3/21開店です!


★ ケルトの笛屋さん field店 オープニング・パーティ ★

[日時] 2018年3月21日(水・祝日)20時~22時

[場所]Irish pub field 京都市中京区 元法然寺町683 烏丸錦ビル 2F

[参加費]無料、予約の必要はありません。

[内容]
この春、ケルト音楽専門の楽器通販店「ケルトの笛屋さん」の実店舗が京都に登場します。場所は、京都で最も古いアイリッシュ・パブにしてアイルランド音楽の名所、Irish pub fieldの上の階。3月21日はプレオープンとして19時から22時までお店をお披露目します。

20時からはfieldにてパーティを開催。入荷したての取り扱い楽器の紹介、ケルトの笛屋さん専任楽器アドバイザーによる実演、fieldオーナー洲崎氏とケルトの笛屋さんとの対談、アイルランド音楽ライブ、景品が当たるクイズゲームなどで楽しみましょう。

パーティ開催中はすべてのドリンクが500円均一になります。
また、3階の楽器店で2000円以上購入したお客様には、当日にfieldで使えるドリンク・チケットを1枚プレゼント(1人1枚まで)。

セッションも予定していますので、楽器を演奏する方は楽器持参でお越しください。

ぜひ、日本で初めてのケルト楽器専門店のオープンをお祝いにお越しください!

[出演くださる楽器アドバイザー]
吉田文夫さん(蛇腹楽器)、上原奈未さん(ハープ)、
稲岡大介さん(ハンマー・ダルシマー)、hatao(管楽器)

[ケルトの笛屋さんfield店について]
通常営業は3/24(土)から、火曜日、土曜日、日曜日の週3日
15時~20時の営業となります。

2018/02/26

[笛教室の受講生募集] 宝塚のレッスンが新設

[笛教室の受講生募集]

hatao ケルト北欧の笛教室 宝塚Inaoka Studio教室が3月からはじまります。

<楽器>ティン・ホイッスル、アイリッシュ・フルート、バグパイプ(スウェーデンのセックピーパ、どこでもパイプス)、柳の笛、北欧の笛など。

<内容>ヨーロッパの伝統音楽の管楽器を学びましょう。わかりやすい教材と親しみやすい曲で、楽器未経験の方でも、初歩から丁寧にお教えいたします。楽器やテキストは講師を通じて購入可能です。グループレッスンでは、ティン・ホイッスルなどによるアンサンブルの練習もします。

<日時>第2,第4水曜日の13時~18時
    グループレッスンは同19時~21時

<会場>兵庫県宝塚市 Inaoka Studio
阪急宝塚線山本駅が最寄りです。
くわしくはこちら。

https://www.inaokastudio.com/

<料金>
単発レッスン 5,000円/50分間
定期レッスン 4,500円/50分間(月1回または2回)
グループレッスン 3000円/120分間(休憩含む)

駐車場は1台まで無料。

<プロフィール>

hatao (畑山 智明)

アイルランドなどケルト文化圏の伝統音楽及びスウェーデンなど北欧伝統音楽の笛の専門家。より多くの人々と音楽の学びと喜びを分かち合うことを目指し、演奏、教育、普及を柱に活動をしている。

ピアノ、ハープ奏者の上原奈未とともにhatao & namiとしてCDを4枚発表、国内外で演奏活動をしている。様々な笛のレッスンを15年以上にわたり定期的に開催、多くの演奏家を送り出した。近年は台湾、中国、韓国でのレッスンにも力を入れている。

伝統音楽普及のために教材の制作に取り組んでおり、日本で初めてのティン・ホイッスルの教本『地球の音色』は7,000冊を販売するヒット作となった。また、ティン・ホイッスルを学ぶための無料の冊子をこれまでに10,000冊配布した。

2011年より楽器通販店「ケルトの笛屋さん」を営業し、2018年京都に実店舗を出店した。

自分とその音楽に出会った誰かの人生に少しでも良い影響を与えることができれば、身近なところから世界を良りよい場所にしていくことができると考え、「出会いと成長」をモットーにしている。

1978年11月21日 北海道旭川市生まれ、兵庫県宝塚市在住 。
ホームページ irishflute.info

2018/02/03

日本経済のこれからと楽器店のこと


※僕は経済の専門家ではないので、批判や反対意見はお断りします。また、僕が言うことが正しいとも限らないので、そこも差し引いて読んで下さい。

※今回は音楽家としての日記ではないので、音楽以外の記事を読みたくな方は読まないで下さい。

2週間の台湾での休暇から帰国しました。日本の円安のせいもありますが、台湾の物価は少しずつ上がっており、以前ほど安いとは感じなくなりました。初めての年は日本の物価の1/3くらいに感じましたが、今は大差ないと思います。
毎年何度もアジアの国々に通っていますが、タイ、マレーシア、中国でも同じように感じています。

経済が順調であれば賃金も物価も少しずつ上がるのが普通なのに、日本だけ賃金が下がり続け、デフレのために人件費を中心にサービスや物価が安くなっています。一方で税金と社会保障費は上がり続け、長時間労働をしても給料が安く、貯金も自立も結婚もできない若い人が多いようです。今後は格差は更に広がりあらゆる世代で貧困は悪化するでしょう。

アジア各国と日本との経済的な差はどんどん縮まっているばかりか、中国語沿岸部の大都市の経済力はすでに日本を超えたと感じます。

日本は90年代のような金持ちの国とも憧れの先進国とも思われておらず、近場で安く遊びに行く国、安く買い物できる国という印象のようです。

近年の日本の政治経済的な状況を鑑みるに、この国の将来で楽観できる要素は見当たりません。2020年の東京オリンピックまではこのだらだらとした見せかけの株高と好景気が続き、それからは急坂を転げるように景気が悪化すると僕は見ています。年金や保険の受給条件の悪化は既定路線でしょう。

起こりうるリスクとして、税と社会保障費の負担増、国の債務超過による国債のランク引き下げ、それによる円の暴落を予想しています。円がさらに安くなれば資源の輸入価格の高騰からインフレが起こるかもしれません。そのため、2020年以降は資本を円で保有することのリスクが大きくなるでしょう。

楽器店経営者としては、デフレが続く限りはホイッスルなど低価格帯の楽器は売れるでしょうが、中間層の購買力の低下と円安による値上がりで楽器は贅沢品として若年層には手の届きにくいものになるでしょう。

楽器店経営者として2020年以降の経済的なリスクから身を守るためには、⑴海外との取引を拡大して支払いを外貨で受けて複数の外貨の保有を増やして行くこと、⑵多額の円現金を保有せずに価値のある楽器を中心に在庫高を増やすこと、⑶品質の良い日本の商品を開発し輸出を増やすことだと考えています。

個人的には、これからは円預金や社会保障に関して国を頼って生きてゆくのは難しいと考えており、海外での演奏やレッスンの仕事の機会を増やす、在庫を持たない著作権やストックビジネスの収入を増やす、住宅や商工ローンを組まない(家は現金払いで買いました)、健康増進のための投資をする、業務レベルで少なくとも3つの外国語を習得する、金融資産の知識を身につけて資産の分散投資をすることを心がけていきます。

僕の関係者には音楽家の方が多いので、若い人にアドバイスができるとすれば、健康に留意すること、演奏やレッスン以外の複数の収入口を作ることです。

日本に何があっても大切な人を助けられるような人でありたいと思います。

2018/01/19

語学学習の楽しみ

語学学習の楽しみ

今日の台北は雨模様ですが、それほど寒くなく日本の春のようです。今回の台北の滞在は17日間。台北での仕事を済ませた後は台南に行き、一週間、暮らすように旅をするつもりです。

台湾に通うようになって8年になります。長い間、台湾人とは英語だけを使ってコミュニケーションを取り合っていました。

英語はお互いにとって外国語なので、必要最低限のことを言うことができても、気持ちを伝えたいときに伝わらないもどかしさを体験しました。買い物をする際には友人に通訳してもらわなければいけない不便さもありました。

そこで少しでも話せるようになろうと中国語を独学しはじめました。NHKのラジオ講座を受講し、文法書や単語帳や発音教材を買い、Hello Talkというアプリで台湾人と日々チャットをして語彙を学びもしました。

漢字の読み方がわからず、バスから見える街の景色から漢字を拾ってはiPhoneのアプリでピンインに変換して読み方を練習しました。こうして毎回、旅行する旅に単語のリストは増える一方でした。

話すのもドキドキしました。
台湾の空港で初めて英語ではなく中国語で“請給我一杯熱咖啡”とホットコーヒーを注文して通じた時が印象的な成功体験でした。

そうこうして一昨年から、友人が一切僕に英語を話さなくなりました。この時、ひとつの大きな壁を打ち破ったようです。
それからはお互いに気を遣わず自然なコミュニケーションをすることができるようになりました。中国語を話すことで、台湾人や中国人との心理的距離はずっと近く感じます。

僕の語学学習はのんびりコツコツ続けるスタイルなのでいつまでも中級学習者の域を超えませんが、3年前に作った500語はあろうかという単語リストを今日読み返すと、そのほとんどを今は日常的に使っていることに驚きました。継続するのとの効果を感じます。今では街の人の会話もほぼ聞き取って理解ができます。

去年からは台湾や中国との楽器の輸出入業務は中国語で行うようになりました。今日と明日は台北で各3時間の講義をする予定で、仕事にも役になっています。

語学が面白いのは、かつてただのノイズのようだった音が理解できるようになることです。まるでテレパシーのようです。大げさではなく、世界が違って見えますし、言語がわからない時とは実際に見ているものは違うのでしょう。
また、成長が目に見えてわかるので、大人になってからも能力の伸びしろがあることを実感でき、自信につながります。


今年からは韓国語にも手をのばし、日本のバスや地下鉄の案内の英語、中国語、ハングルすべてが読めるようになって楽しんでいます。極めて実用的で楽しい語学学習はとてもお勧めな趣味です。一緒に楽しみましょう!

2018/01/08

ケルト北欧音楽交流会を開催します!

 <2月18日(日)大阪にて!> 今年も開催します!

 ケルト・北欧音楽を楽しんでいる皆様が楽器の違いを越えて集まり、交流を深める機会になればと思い、今年も交流会を企画しました。

 ハンマー・ダルシマーの稲岡大介先生、ハープの上原奈未先生、フルートの西川智子先生、私hataoのコンサート、有志の発表、お食事、景品つきのゲームなど、盛りだくさんの内容をご用意して皆様のご参加をお待ちしています。どなたでもご参加ください。

  内容

・10半時 受付開始 
・11時 開会式。簡単な曲を合奏して身体をほぐしましょう。(30分)
・11時半  発表1(60分) 
・12時半 カレーなどビュッフェランチ。ソフトドリンク付き。
 お食事中はオープンステージライブあり。 (90分)
・14時 音楽ゲームやクイズ。景品を勝ち取りましょう!(60分) 
・15時 発表2(60分)
・16時 講師陣のコンサート(30分) 
・16時半 全体合奏、閉会式。
・17時 終了

 場所:スパイスバル サウンドブーツ 大阪市西区阿波座1丁目2-10
 地下鉄四つ橋線本町駅の21,22番出口が最寄りです。予めお調べください。
 ※専用駐車場はございませんので、お車の場合は向かいのコインパーキングをご利用ください。

 定員:60名

 会費:¥5,000-(ビュッフェ、ソフトドリンク付き) 
    ※お子様の参加はご相談ください。 
 事前に講師までお支払い下さい。お菓子などの差し入れは不要です。会場はレストランですので、靴のままおあがり頂きます。

 お申込:参加の意思を講師まで直接、またはお電話やEメールでお知らせ下さい。
 期日:2月12日までにお申し込みください。

 ※定員になり次第受付を終了させていただきますので、お早めにお願いします。

 お申込みはメールで。 hatao@irishflute.info

2018/01/06

本を書く日々

毎年1月から2月はひたすら本の執筆をします。今書いている本はアイルランド音楽のセッション曲集と、アイリッシュ・フルートの教本および曲集。

今年は2週間を札幌の実家ですごし、あとの2週間を台湾ですごしながら、一日の大半をひたすらパソコンと資料に向き合う日々です。調べ物も物書きも大好きなので、実はとても充実した時間です。

本の執筆がとても創造的な営みであることは確かなのですが、僕の場合は文芸ではないので、そのほとんどは大学のレポートと同じで、作業です:計画し、資料を集めて、仮説を立て、調査検証し、図や写真や音声資料を用意し、文章を書いて、すべての素材を整理してまとめ、何度も読み返して精度を高めます。

その一連の中で文章を書くところなんてほんのわずかであり、すでに頭の中にあるものを言語化するだけなので、これもまた作業なのです。

音楽の本を書くのは作曲するのとは違います。どちらもインスピレーションが大切ですが、本の場合は粘り強さがより求められます。

もうこれで7冊目の出版になるので、本を書くための技術を覚えて、計画的かつ効率的に書いて、3月からの経理と(苦笑)、4月からの音楽活動にスムーズにつなげてゆきたいです。何しろフルート教本は大物で、もう3年くらいやっていますからね。セッション本は春の出版をめざしています。

自分が過去の本に書いた文章をそのまま新しい本にコピペするのは、OKですよね(笑)。